

再配達を解決、地域全体の
サステナビリティを目指します
再配達をなくすOKIPPAでCO2排出を削減し、環境負荷低減へ
ネット通販の荷物待ちや自宅でのテレビ会議で自由に荷物を受け取れないなどのストレスを最小限に抑えながらも再配達を削減し、脱炭素社会実現へのアクションにつなげます。
再配達削減の必然性は明確

出典:環境省(2019月3月)オープ型宅配ボックス設置による再配達とCO2削減のためのガイドライン
国土交通省(2015年9月)宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会報告書(P5, 6)
私たちの生活に必須となったネット通販の市場規模は新型コロナウイルス感染下の外出自粛などを背景に2020年に22%増と急拡大しました。(*1)(*2)。
宅配便荷物数もおのずと増加に拍車がかかり(*3)、再配達率も2020年4月度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響で8.5%まで減少したものの、以降再度緩やかな上昇傾向に転じ、横ばい状態。直近1年の平均値は約12.5%となっています(*4)。
今年6月に国交省は2021年度〜2025年度「総合物流施策大綱」を発刊しました。その中で宅配便の再配達率の目標値を2020年度で10%程度、2025年で7.5%程度と新たな目標を設定しており、現在の再配達率は2020年度目標値を上回った状態です。
再配率の増加は配送トラックからのCO2排出を増加させ、環境負荷による気候変動を悪化させています。同時に配送効率の悪化や配送員の労働環境の悪化にも繋がっています。(*5)
再配達の削減は、取り組み続けるべき重大な社会課題となっています。
導入の手軽な置き配バッグ「OKIPPA」を継続して利用することでCO2排出削減に寄与します。
- (*1) 経済産業省 電子商取引に関する市場調査
- (*2) 10%が見えてきたEC化率、物販系の市場成長率は脅威の22%に
- (*3) 国土交通省 宅配便取扱実績
- (*4) 国土交通省 宅配便の再配達率
2019年10月値以降直近までの国交省発表各再配達率の平均値=12.5%(緊急事態宣言下2020年4月値を除く) - (*5) Yper株式会社 地方自治体と実施した実証実験に関するプレスリリース
(2020年3月)大阪府八尾市と実施した実証実験で再配達7割削減に成功
(2020年5月)宅配バッグOKIPPA95%の配送員が「普及してほしい」と回答
OKIPPAのカーボンニュートラル(LCAで実証)

通常柄現行品のOKIPPAはメインのバッグ部分を通常のポリエステル素材(バージンポリエステル)100%製です。
この通常柄OKIPPAを使って20回荷物を受け取ると、OKIPPA1個の製造、流通、廃棄の過程での排出されるCO2がオフセットされ(カーボン・オフセット )、21回目以降の利用ではカーボンニュートラルとなることが「OKIPPAの「ライフサイクル・アセスメント(LCA)」で証明されています。
- 参考:OKIPPAのLCAは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと実施しています。(プレスリリース)

- ・利用者1人あたりOKIPPAを20回目でOKIPPAライフサイクルのCO2排出量をオフセット
- ・利用者1人あたりOKIPPA利用回数20回以降は社会全体で排出されるCO2排出量削減に貢献
再生ポリエステル素材 100%バッグで便利な置き配をよりサステナブルに

(サンプル:相模原市が採用した再生ポリエステル素材 RENU 30%製OKIPPA)
2018年より一般販売している通常柄OKIPPAはメインのバッグ部分をバージンポリエステル100%で製造しています。
昨年より再生ポリエステル素材 RENU®︎ 30%を使用したOKIPPAの製造を開始し、採用いただいた自治体の住民の皆さまにご利用いただいています。再生ポリエステル素材 100%を使用したOKIPPAも製造開始しており、今年10月下旬に一般のお客さまにお届けする予定です。
RENUは衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等を原料とする再生ポリエステル素材で、繊維由来であることが特徴の環境配慮型リサイクル素材です。
RENUを使ってOKIPPAバッグを製造することで、石油をはじめとする化石燃料の使用量削減と衣料廃棄量の削減を実現します。
再生ポリエステル素材を使用したOKIPPAは、自治体様オリジナルデザインで制作することが可能です。自治体ロゴ、独自カラーやキャラクターなどを盛り込んで、環境改善に取り組む自治体としての認知度アップなどにも活用できます。
再生ポリエステル素材「RENU®」について

伊藤忠商事がファッション業界の課題を解決し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指すプロジェクトとして2019年春にスタートした「RENUプロジェクト」。そのプロジェクトの第1弾が再生ポリエステル「RENU®」展開です。再生ポリエステルの製造には、使用済みペットボトル原料を利用したものがよく知られているが、RENUでは、衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等が原料になっています。
ブランドサイト|RENU®ブローシャー


伊藤忠商事はTEの会員であり、GRS認証を取得しています。
※ TEについて:テキスタイル・エクスチェンジ(TE)
テキスタイルエクスチェンジ(TE) は、サステナブルな繊維の為の素材・原料業界のリーダーを生み出すグローバルなNPO法人です。世界で40以上の国から600以上の企業や団体が加盟する(2021年8月時点)、ブランド・小売・生産者参加型プラットフォームを運営しています。
一連の主要な国際認証基準標準を開発、管理、促進し、ブランドや小売業者がサステナブルな原料(preferred fiber)の使用を測定、管理、追跡できるようにする重要な業界データと動向を収集して公開します。
・TEについて詳しくはこちら
・「preferred fiber」とは:TEが環境・社会・人権に配慮した原料を使った繊維を「Preferred Fiber」と規定し、業界に発信、採用を推奨しています。
※ GSR認証について:グローバル・リサイクル・スタンダード(Global Recycled Standard)
リサイクル含有物、加工流通過程管理に加え、社会および環境慣行、化学規制の第三者認証の要件を設定する、再生事業者向けの国際的で自発的な完全製品基準です。
再生ポリエステル素材「RENU®」を使用した実績