再配達がない未来
荷物は1回で受け取るのが
当たり前
再配達は不要
吊り下げておくだけで
いつでも荷物受け取り
在宅時の荷物待ち、
Web会議中・寝かしつけ後の
受け取り問題もナシ
配送員さんの早朝・残業はゼロ
配送効率アップ・コスト削減で
荷物量が増えても
送料アップの必要ナシ
現在のようす
私たちの生活に必須となったネット通販(ECの物販分野)の市場規模は新型コロナウイルス感染下の外出自粛などを背景に2020年に22%増と急拡大しました。(*1)
それに伴い宅配便取り扱い荷物数も年間約48.3億個と過去最高を記録しています(*2)
再配達率も2020年4月度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響でいったん8.5%まで減少したものの、以降は再度緩やかな上昇傾向に転じ、現在は横ばい状態。直近1年の平均値は約12.5%となっています(*3)。
再配達によって無駄に排出されているCO2量は1日分で778トン以上(*4)。自動車で地球を70周も廻ることができる量です(*4)。
再配率の増加は配送トラックからのCO2排出を増加させ、環境負荷による気候変動を悪化させるだけでなく、配送効率の悪化や配送員の労働環境の悪化にも繋がっています。(*5)
再配達の削減は、私たちが取り組み続けるべき重大な社会課題となっています。
2019年10月値以降直近までの国交省発表各再配達率の平均値=12.5%(緊急事態宣言下2020年4月値を除く)
(*4)無駄に排出されたCO2量/1日当たり=778トン(2020年)
「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会報告書」(国土交通省2015年9月)を基に算出
算出方程式:X個 x 0.58km/個 x 25%(この値を12.5%に変更) x 1t x 808/1000000
(X個には上記令和2年度宅配便取扱実績数値を使用)
(*5)CO2 1kgあたりの走行距離を3.6km、燃費を8.33L、地球1周距離4,000kmとして換算
(*6)Yper株式会社 地方自治体と実施した実証実験に関するプレスリリース
(2020年3月)大阪府八尾市と実施した実証実験で再配達7割削減に成功
(2020年5月)宅配バッグOKIPPA95%の配送員が「普及してほしい」と回答
OKIPPAの取り組み
お気に入りのデザインのOKIPPAをぶら下げておく
=再配達削減への現実的なワンステップ
Q.宅配ボックスの代わりに
置き配を利用したいと思いますか?
80.4%が置き配を利用したいと回答(*2)
好きなデザインを選んで吊り下げておくだけで
不在でも在宅でも玄関前で荷物を受け取り。
使わない時はバッグとしても利用できます。
置き配バッグ「OKIPPA」を継続的な利用によるCO2排出を削減は、環境負荷の低減に寄与します。
2018年9月以来毎月のOKIPPAアプリ利用者の再配達率調査では、2021年8月のOKIPPAアプリ利用者再配達率は7.6%でした。OKIPPAアプリ利用者の再配達率は、国交省の再配達率サンプル調査と比較して常時3〜5ポイントほど低い再配達率で推移しています。
(日本全体の再配達率は11.2%[2021年4月時点国土交通省調査]、同月のOKIPPAアプリ利用者再配達率は8.1%)(*1)。
また2021年4月の置き配に関するアンケート結果では、宅配ボックスがあるのに再配達を経験したとの声が82.3%と、宅配ボックスだけでは再配達を解消できておらず、さらに80.4%の方が宅配ボックスの代わりに置き配を利用したいという結果が。(*2)
置き配を利用したい具体的な理由は、「不在時でも受け取れる」、「再配達依頼がなくなる」、「インターホンに出る手間がなくなる」、「玄関先まで荷物を運んでくれる」など。また「非対面・非接触で受け取れる」、「テレワーク中にインターホンが鳴るのが一回で済む」など、ウイズコロナのライフスタイルが浸透していることが伺える理由も挙がっています。
OKPPAは省スペースで設置も簡単な吊り下げ式のバッグタイプの置き配バッグとして2018年に開発されました。以来、利用者様からのご要望に応えデザインバリエーションを拡充、再生ポリエステル素材でのバッグ製造、普段使いのバッグとしても2Wayで利用できる仕様変更や改良を重ねています。
様々な企業様とコラボレーションすることで宅配ボックス以外への利用用途の幅を広げ、使うことが楽しくなる荷物受け取り方法の選択肢をご提供することで、利用者様が私たちと一緒に自然に再配達削減の実現に取り組んでいただけることを目指しています。
(*1)OKIPPAアプリ利用者の2021年8月の再配達率(2021年9月末時点)|(参考)OKIPPAアプリ利用者の再配達率推移のプレスリリース
エシカルな労働環境
1戸に一度の訪問で配送員さんの荷物配達は完了
現在のようす
再配達によって消費する配送員の労働時間は年間1.8億時間と言われています。これは2014年時点の宅配荷物数35.7億個を基に算出した数値で、荷物数が48.3億個の現在はさらに増加していると思われます。(*1)
同様に1日の平均労働時間を8時間、年間労働日数250日を前提とすると、年間約9万人が再配達に費やされていることになります。(*1)
再配達増加で追加の労働力が必要に。配送員さんの残業も増える一方
OKIPPAの取り組み
2020年1月〜2月、物流における再配達削減とCO2削減を目的とするOKIPPAを使った実証実験を八尾市にて実施、市民モニターの皆さまと配送員の皆さまにアンケートに回答いただきました。
OKIPPAによって平均で7割以上の再配達を削減できただけでなく、配送員の皆さまにも高評価をいただきました。
Q.配送に伴う心身の疲れやストレスに変化はありましたか?(*2)
配送員アンケートによると44.4%が配送に伴う心身の疲れやストレスが減少したと回答
Q.OKIPPAによる再配達削減効果は
期待できますか?(*2)
配送員の88.9%がOKIPPAによる
再配達の削減効果が期待できると回答
Q.OKIPPAの普及に期待しますか?(*2)
配送員の94.5%がOKIPPAの普及を
希望しました
(*2)OKIPPAを用いた再配達防止実証実験最終報告書|大阪府八尾市
Yper株式会社 地方自治体と実施した実証実験に関するプレスリリース
(2020年5月)宅配バッグOKIPPA95%の配送員が「普及してほしい」と回答
再配達率は国土交通省が調査を開始した2017年10月時点の15.5%から2年間ほぼ変わらず(*1)
2020年4月度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響でいったん8.5%まで減少したものの(*2)、それ以降は再度緩やかな上昇傾向に転じ、現在は横ばい状態。直近1年の平均値は約12.5%となっています (*3)。
再配率の増加は配送トラックからのCO2排出を増加させ、環境負荷による気候変動を悪化させています。同時に配送効率の悪化や配送員の労働環境の悪化にも繋がっています。(*4)
現状大手配送会社と下請け配送会社の雇用形態は個建て精算が多く、再配達になると荷物配送が完了してないため賃金が払われないことも多いと言われています。
再配達をゼロに近づけることで配送員の労働賃金が適正に支払われるようになり、労働環境の改善と向上、雇用の安定に繋がり、エシカルでサステナブルな社会に一歩近づきます。
2019年10月値以降直近までの国交省発表各再配達率の平均値=12.5%(緊急事態宣言下2020年4月値を除く)
(*4) Yper株式会社 地方自治体と実施した実証実験に関するプレスリリース
再生ポリエステル素材
再生ポリエステル素材でアパレル廃棄問題の解決も
再生ポリエステル素材
でできたOKIPPA
OKIPPA17万個分の廃棄物再利用量
約24万670枚(Tシャツ1枚200g換算)
OKIPPA17万個で削減できる水の量
約11万9,000本
(ペットボトル500ml)
*2018年9月~2021年6月までの販売累計個数 17万個を元に、RENUのパートナー工場が一年間に生産するリサイクルポリエステルの数量(約2.5万トン)をもとに算出。
2018年より一般販売している通常柄OKIPPAはメインのバッグ部分をバージンポリエステル100%で製造しています。
2020年より再生ポリエステル素材 RENU®(レニュー)を生地に30%使用したOKIPPAの製造を開始し、採用いただいた自治体の住民の皆さまにご利用いただいています。2021年10月末からは再生ポリエステル素材 100%を使用したOKIPPAをご提供しています。
RENU®︎は衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等を原料とする再生ポリエステル素材で、繊維由来であることが特徴の環境配慮型リサイクル素材です。
RENU®︎を使ったOKIPPAバッグを利用される皆さまは、再配達削減だけでなく、石油をはじめとする化石燃料の使用量削減と衣料廃棄量の削減にも寄与することになります。
再生ポリエステル素材を使用したOKIPPAはオリジナルデザインやキャラクターで制作することができ、自治体ではロゴや独自カラーを盛り込んで自治体の環境負荷低減への取り組みの認知度アップなどにも活用いただいています。
再生ポリエステル素材100%で
よりサステナブルなOKIPPA
くまのプーさん
『「くまのプーさん」デザインサステナブル宅配ボックスOKIPPA(オキッパ)』
「くまのプーさん」がデザインされたオリジナルOKIPPA。5つのデザインから選べる2Wayバッグ。
SHIPS
「SHIPSサステナブルバッグOKIPPA」
アパレル企業とコラボレーションしたスタイリッシュなデザイン2パターンのOKIPPA。おきにいりデイリーバッグとして利用したり、折り畳んでバッグに入れておいたりしても。
FREAK’S STORE
「FREAK’S STOREサステナブルバッグOKIPPA」
セレクトショップ「FREAK’S STORE」オリジナルデザインの2-Way仕様OKIPPA。配送員さんへの感謝の⾔葉や、現代美術作家Ken Kagami氏描き下ろしイラストをモチーフにしたポップな仕上がりです。
自治体
2020年末より再生ポリエステル素材RENU30%のOKIPPAを神奈川県相模原市(5,000個)と愛知県一宮市(3,000個)に、通常柄OKPPAを滋賀県大津市(2,000個)などにご提供しています。
再生ポリエステル素材
RENU®︎について
伊藤忠商事がファッション業界の課題を解決し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指すプロジェクトとして2019年春にスタートした「RENUプロジェクト」。そのプロジェクトの第1弾が再生ポリエステル「RENU®」展開です。再生ポリエステルの製造には、使用済みペットボトル原料を利用したものがよく知られているが、RENUでは、衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等が原料になっています。
伊藤忠商事はTEの会員であり、GRS認証を取得しています。
※TEについて:テキスタイル・エクスチェンジ(TE)
テキスタイルエクスチェンジ(TE) は、サステナブルな繊維の為の素材・原料業界のリーダーを生み出すグローバルなNPO法人です。世界で40以上の国から600以上の企業や団体が加盟する(2021年8月時点)、ブランド・小売・生産者参加型プラットフォームを運営しています。
一連の主要な国際認証基準標準を開発、管理、促進し、ブランドや小売業者がサステナブルな原料(preferred fiber)の使用を測定、管理、追跡できるようにする重要な業界データと動向を収集して公開します。
・TEについて詳しくはこちら
・「preferred fiber」とは:TEが環境・社会・人権に配慮した原料を使った繊維を「Preferred Fiber」と規定し、業界に発信、採用を推奨しています。
カーボンフットプリント
OKIPPAは利用20回目以降でカーボン・オフセット
OKIPPA自体が製造されてから廃棄されるまでに排出するCO2量は、OKIPPAを20回利用すると相殺されます。21回目以降の利用からはOKIPPAとしてはカーボンニュートラルとなり、再配達によって排出されているCO2量を吸収することに貢献していきます。
カーボンニュートラルってなんでしょう?
ライフサイクル全体で見たときに、二酸化炭素(CO2)の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロの状態になることを指します。
FACT1
大ざっぱに説明すると、世界中の植物の光合成によるCO2の吸収量と、世界中で生物が排出するCO2の排出量がイコールになった状態が、カーボンニュートラルのわかりやすい構図です。社会活動でも、消費者の日常生活や企業の事業活動の中で、CO2排出量と、他の場所で実現した排出削減・吸収量がイコールになった状態です。
FACT2
植物が成長する過程で光合成は行われ、やがて枯れて腐敗すればCO2が排出されます。
人間が木材などをバイオマスエネルギーとして燃焼させた場合も、CO2は排出されますが、樹木の伐採後に木を新たに植えれば、その成長の過程でCO2は若木に吸収されます。このようにしてCO2の排出量が大気中のCO2の増減に影響を与えない状況がカーボンニュートラルです。
FACT3
市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が自らの責任と定めることが一般に合理的と認められる範囲のCO2排出量を認識し、まずは主体的にCO2を削減する努力を行う必要があります。そのうえで、どうしても自身で削減が困難な部分のCO2排出量については、他の誰かが削減したCO2の排出削減・吸収量等をクレジットとして購入したり、他の誰かのCO2排出削減・吸収するプロジェクトや活動を実施したりすることで、最終的にCO2排出量全体で埋め合わせることも認められています。
カーボン・オフセット / カーボン・ニュートラルとは?|カーボン・オフセットフォーラム(環境省)
OKIPPAの取り組み
通常柄OKIPPA*を使って20回荷物を受け取ると、OKIPPA1個の製造、流通、廃棄の過程での排出されるCO2がオフセットされ(カーボン・オフセット)、21回目以降の利用ではカーボンニュートラルとなることが「OKIPPAの「ライフサイクル・アセスメント(LCA)」で証明されています。
OKIPPAのLCAは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと実施しています。本LCAはメインのバッグ部分が通常ポリエステル素材(バージンポリエステル)100%製の通常柄OKIPPAで検証しています。*通常ポリエステル素材
2021年1月にオープンしたOKIPPAの「付属品ショップ」では、OKIPPAバッグの中古品も単品で少しお得な価格で購入が可能です。
検品・消毒してご提供しているので、1日に2つ以上の荷物を受け取ることが多く2つ目のOKIPPAが2つあると便利という方や、機能すれば新品にはこだわらない方、少し色合わせたので使いづらいけど破棄するのはサステナブルじゃないと心配される方にも安心してご利用いただけます。
さらに付属品ショップでは、「配達員向けプラカード」や「インターホンシール(専用ロックセットの一部として)」「鍵式南京錠」など、故障や引越し等で単品で必要になった付属品を購入いただけるので、バッグ自体が機能していれば付属品を交換していつまでも使っていただけます。
再配達とは
毎日166万個の荷物が玄関まで運ばれては倉庫に戻り、
毎日778tの無駄なCO2が排出される、
誰もがムダだとわかるのに、一向に解決しない社会問題。
この課題解決にどれだけの努力をすればいいのか。
意外にも課題解決には努力と我慢は必要ない。
ただぶら下げていれば自然に使われて、
なにもしなくても自然体でいいコトができる、
そんな宅配インフラがあればいい。
ぶらさげてる、OKIPPA、それだけでエシカル。
※1「エシカル」(ethical)とは、「倫理的な」という意味の形容詞です。法律のような決まりやルールではなく、「社会的模範」のことを指します。
●2020年通年で再配達で余計に排出されたCO2量 778トン
2019年10月値以降直近までの国交省発表各再配達率の平均値=12.5%(緊急事態宣言下2020年4月値を除く)
「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会報告書」(国土交通省2015年9月)を基に算出
算出方程式: X個 x 0.58km/個 x 25%(この値を12.5%に変更) x 1t x 808/1000000
(X個には上記令和2年度宅配便取扱実績数値を使用)
●2020年通年で再配達になった荷物数 166万個
(宅配便の再配達削減に向けて|国土交通省2018年)を基に最新値を算出
宅配便等取扱個数 48.3億個(2020年数値) x 【再配達12.5%(上記)】=6.06億個
6.06億個 / 365日=166万個 /日あたり