Yper株式会社が「置き配(おきはい)と簡易宅配ボックス」についてのアンケート調査をした結果、通販サイト利用者の58.5%が不在時の置き配を希望した。一方、置き配を希望しない理由の56.7%が、「盗難が心配」という結果が得られた。

今回は、全国10~60代の通販サイト利用者258人を対象に「置き配と簡易宅配ボックス」についてのアンケートを取りました。


対象・アンケート方法

インターネットでのアンケート調査を実施。
回答者の住居について確認を取ったところ、
「日中在宅者あり」または「備え付けの宅配ロッカーあり」は134人
「日中在宅者なし」かつ「備え付けの宅配ロッカーなし」は124人でした。

受け取り方法のニーズは?

質問①通販サイトで購入した商品の受取方法で特に多いものを以下より最大3つお選び下さい。
・在宅受取(再配達なしでの受取)
・在宅受取(再配達での受取)
・コンビニ受取
・宅配ボックス(マンション・戸建てに備え付け)
・宅配ロッカー(最寄駅、街中)
・不在受取(置き配:玄関前に置いて行ってもらう形式)
・勤務先での受取
・その他


再配送での受け取りが最も多く157票、次いで再配送無しでの受け取りが124票、宅配ボックス受け取りが77票という結果となりました。
自宅で受け取りたいというニーズが高いようで、上記3つの受け取り方法が投票の80.2%を占めています。
コンビニ受け取りの割合が全体から見て9.4%という割合である一方、一部のコンビニではバックヤードが通販サイトの荷物で溢れかえっているという情報もあり、通販サイト経由の物量の多さが伺えます。
また、駅などの宅配ロッカーの利用が3票に留まっていることも、自宅での受け取りのニーズが高いことを示唆しています。

置き配の需要は?

質問②不在受取(置き配)を利用したいと思いますか?「いいえ」と回答された方はその理由をお聞かせください。
・はい
・いいえ


58.5%の方が置き配を利用したいと回答しています。
また、置き配を利用したくないという方の意見は以下のようなものでした。(一部抜粋)

天気が良い時はいいが玄関前だと雨風に当たるため数日間不在のときがあるので、中身にダメージがありそうで不安。

オートロックなので留守だと玄関前まで来てもらうことが出来ない。建物入り口には置けない。

盗難の不安、飲食物は変なものを中に入れられていないかという不安、他の住人にフルネームや電話番号がバレるかもという不安

盗難が心配。廊下の壁がそこまで高くないので、雨にぬれてしまいそう。オートロックなので、中に入ってもらうことができない。

置き配の障壁・実現可能性は?

質問③「置き配」にどういった機能があれば利用したいと考えますか?あてはまるもの全てお選び下さい。
・宅配ボックスがあるため不要
・何もせず玄関前に置いてもらうだけでよい
・盗難防止措置(チェーンで固定等)
・置き場所を自分で選択したい(玄関前、ガレージの中等)
・監視カメラ(置き配された荷物の監視)
・追跡機能(盗難時に追跡が可能)
・損害保険
・預入時に通知(携帯アプリにて)
・その他


上位を占めたのは、盗難防止措置・預入時に通知・置き場所を自分で選択したい・追跡機能・損害保険でした。
置き配を利用したくない方の意見にもあったとおり、盗難や、プライバシーを心配する声が多い結果となりました。

宅配ロッカーの普及可能性

質問④どういった形の受取器具であれば自費で購入・設置しますか?
・宅配ボックス(設置工事必要)費用:50,000円~
・簡易宅配ボックス(設置工事不要、ロックにてドア等に固定)費用:3,000~7,000円
・IoT型宅配ボックス(自身にて設置工事必要あり、携帯アプリにて操作可能)費用:30,000~ *IoT型とはインターネットに接続されており、スマートフォン(携帯)から操作可能な機能になります。
・IoT型簡易宅配ボックス(設置工事必要なし、携帯アプリにて操作可能、通知機能有)費用:5,000~9,000
・購入不要(宅配ボックスがあるため)
・その他


設置工事不要の管理宅配ボックスが全体の60.1%を占める結果となりました。
また、高いセキュリティが担保される設置型のロッカーは17.4%となっており、個人で購入するよりも施設のサービスの一部であってほしいという意見が伺えます。
※最も割合の少ない「宅配ボックス」は3.1%でした。

これからも置き配・再配送についての記事をアップしていきますので、どうぞご覧ください!

OKIPPAについて詳しく知りたい方へ

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