日本郵便から届く配達物に関して、簡易「宅配ボックス」での受け取りを希望する場合は「申請書」を提出する必要があるのをご存知でしょうか?

日本郵便では、2017年6月1日から「宅配ボックス」へ「書留郵便物等」を配達するサービスを開始しています。しかし、幾つかの条件を満たさなくてはなりません。
今回は「日本郵便」における利用方法を詳しくご紹介していきます。

 



 

日本郵便(JP)における「宅配ボックス」への配達依頼

 

宅配ボックスの条件は以下の通りです。日本郵便のウェブページにある情報を簡潔にまとめてみたいと思います。(http://www.post.japanpost.jp/service/uketori/shitei_kodate/index.html

まず、不在時に宅配ボックスへの配達を希望する場合は、

  1. 受取人の住所(居所)と同じ建物内または構内に設置されていること
  2. 収納した郵便物等が外部から見えず、安全に保管できること
  3. 盗難防止のために、アンカー等による固定がされていること
  4. 必ず本人が受け取れる機能があること(※本人しか受け取れない状況であること)

これらを満たす必要があります。

この条件を確実に満たすためには、鍵付き」の宅配ボックスを選び、宅配ボックス本体が移動できないものとしっかり固定されている(繋がれている)必要があります。
自作の宅配ボックスを利用されている方もおられますが、確実に宅配ボックスに配達物を入れてもらうためには、しっかりとした安心できる製品を使う方が良さそうですよね。

さて、この条件を満たした上で、実際に利用するためには書類を提出しなくてはなりません。
必要なのは、「指定場所配達(戸建て住宅向け宅配ボックス)に関する依頼書」です。

こちらの書類(https://www.post.japanpost.jp/service/okihai/request.pdf)をダウンロードし、必要事項を記入した後、自宅の配達エリアの郵便局の窓口に書類を提出する必要があります。郵便局長宛と記載のある依頼書には、指定場所の略図を記入する場所があります。その後、郵便局の担当者が宅配ボックスの確認に来てくれます。確認が完了すると「二次元コード」が宅配ボックス内に貼付されます。これで手続きは完了です(車庫証明の申請にちょっと似ていますね!)。
最寄りの郵便局が不明な方は、郵便局の検索ページ(http://www.post.japanpost.jp/shiten_search/)から調べることができます。

宅配ボックスで受け取れるもの・受け取れないもの

 

宅配ボックスの審査が完了しても、日本郵便の郵便物等に関する規定により、受け取れるもの・受け取れないもの、があります。
書留郵便物・ゆうパック・レターパックプラス・レターパックライト・ゆうメール・ゆうパケット・定形外郵便物等、は受け取り可能です。ただし、レターパックライト・ゆうメール・ゆうパケット・定型外郵便物については、郵便受箱に入らない場合に限り、宅配ボックスに届けられます。

では、どんなものは受け取れないのでしょうか?新特急郵便・現金を内容とする書留・配達証明・特別送達・本人限定受取・保冷・生ものを内容とする郵便物等・支払(料金・運賃・手数料)を要する郵便物等・受取通知または保険付とする国際郵便物・税付郵便物、などは宅配ボックスでは受け取れないようです。

通販の品物なら宅配ボックスで受けとり可能

 

オンラインショッピングを利用した場合について考えてみましょう。
日本郵便経由で配達されるもののほとんどは、おそらく「ゆうパック」や「ゆうパケット」「定型外郵便物等」だと思いますので、多くの場合は利用可能ということになりますね。既に宅配ボックスを利用されている方の中には、住所欄に「不在時宅配ボックス希望」という一言を付け加えているという方もおられるようです。

「もっと快適に使いたい!」

そんな声も聞こえてきそうです。
日本郵便の場合は、「確実に届ける」ということを非常に大切にしてくれています。そのため、「申請」の仕組みを用いて、安心・安全な利用を可能にしてくれていることが分かります。
申請をきちんとすると職員さんが確認に来てくれるというのも、日本郵便ならではの慎重さが感じられるところだと思います。ですが、この申請の仕組み。実はあまり知られていないのが現状です。こ
のような(少々面倒な)申請のシステムが、アプリで簡単に手続き可能だとしたら…。

とても便利だと思いませんか?

 

「置き配」利用で快適なライフシーンを!:OKIPPAならアプリで一括操作!?

▶ 補足◀ 2022年1月31日 18:00をもって、荷物追跡サービスを含むOKIPPA公式アプリはサービス終了いたしました。(2022/2/5 11:00追記)

日本郵便の指定場所受け取り
©JAPAN POST Co.,Ltd.

現在、OKIPPAでは、日本郵便への宅配ボックス利用の申請などもアプリから簡単に登録できるようにしたいと考えております。より快適な「置き配」利用に向けてバッグだけでなくアプリも日々改良中です。

進化し続けるOKIPPAは、荷物受取に「置き配」を導入することによって、多くの皆さまに快適なライフシーンを体験していただきたいと考えております。この機会にぜひ、「置き配」OKIPPAを利用してみませんか?

【追記】本オリジナル記事(2018年6月4日投稿)から約1年後の2019年6月24日に、日本郵便様が指定場所配達を行う「ロッカータイプでない受取用具」としてOKIPPAバッグを正式採用いただきました。

(2019年8月14日画像追加)

正式なOKIPPA利用にあたり、OKIPPAに関しては特別措置として、前述の「指定場所配達(戸建て住宅向け宅配ボックス)に関する依頼書」の届け出が不要となります。
OKIPPAバッグを吊り下げていれば、届け出を出したものとみなし、預入が可能になります。但し、届け出は不要になりますが、OKIPPAへ預入可能な郵便物は現時点(2019.08.14)で下記の通り制限ががあります。

前述した、一般的な宅配ボックスでは申請書を提出すると受け取り可能な書留やレターパックプラス等も、OKIPPAの場合には(OKIPPAは宅配ボックス以外「ロッカータイプでない受取用具」としての取り扱い)、受け取りができませんのでご注意ください。

  1. 郵便受箱または差入口に入らないゆうメール、ゆうパケットおよび郵便物(速達、配達時間帯指定郵便および配達日指定郵便とする郵便物ならびに国際通常郵便物を含みます。)
  2. ゆうパック(国際小包郵便物を含みます。)
  3. 特定記録郵便物等(国際特定記録郵便物を含みます。)
  4. EMS郵便物
  • 対象外郵便物等

書留、セキュリティゆうパック、レターパックプラス、保冷、代金引換、返信依頼郵便、生ものを内容とするゆうパック、料金・運賃または手数料の支払を要する郵便物等、新特急郵便、国際書留通常郵便物、受取通知または保険付とする国際郵便物、税付郵便物

▶ 詳細はこちら(日本郵便様HP)をご参照ください。

【追記2】その後、同年11月16日に、ゆうパック配達の指定場所に「玄関前」が追加されました。ご利用者が「e受取アシスト」ご利用の際に荷物を受け取る場所に「玄関前」を指定された際は、収納容器の設置がない場合でも玄関前にゆうパックが届けられるようになりました。

▶ 詳しくはこちら(日本郵便様HP)をご覧ください。

【追記3】あらかじめ利用者が指定した場所(玄関前、置き配バッグ、宅配ボックス、車庫、物置など)に非対面で荷物などを届る日本郵便の「置き配」
▶ 日本郵便の置き配について(2021年4月時点追記)

 

 

OKIPPAについて詳しく知りたい方へ

非対面での宅配物の受け取り、もう荷物を待つ必要はありません。


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