皆さんは不要になった品物をどのように処分していますか?

中古品買い取りのショップに直接出向く方もおられるかもしれませんね。これまでは、不要となった品物を店頭に持ち込み、査定完了後に換金してもらうという方法が一般的でした。しかし、近年ではフリマアプリの爆発的な普及に伴い、多くの消費者がオンライン上で中古品の販売・購入を体験しています。CMでもお馴染みのメルカリは、知らない人がいないほどに有名になりましたよね。利用された経験がある方も大勢おられることと思います。

昨年末より、株式会社メルカリは「即時買取」のサービスとして「メルカリNOW」を開始しました。不用品がすぐ現金化できるということで話題になっています。では、この即時買取はなぜ可能になったのでしょうか?

この即時買取システムでは、買い取りが「個人と個人」ではなく、「個人とメルカリグループ」であることがポイントです。メルカリグループが購入してくれるかたちになるため、出品側は売れるまで待つ手間や時間が不要となりました。一日の買い取り上限金額などもありますので、タイミングによっては査定まで待つ必要もありますが、これまでとは異なる新たなサービス形態として話題になっています。

今回は、このような即時買取のサービスを実施している代表的なものとして、メルカリNOW、CASHの2つを比較していきます。そして不用品の出品という点に注目し、ユニークな出品代行サービスを行っているトリクルも合わせて、比較してみたいと思います。

すぐ売れるのはいいけれど、手元の品物はどうなるの?

即時買取は非常に魅力的ですが、オンラインで手続きをしているため「品物はどうやって渡すの?」と疑問に思われたかもしれませんね。

メルカリNOW、CASHでアパレル系の商品を売った場合、どのように発送手続きをすれば良いか。またトリクルを利用した場合はどのようなイメージか。

各サービスを比較しながら見てみましょう。

+を押すと詳細が表示されます。

サービス名(企業名) 利用方法 発送方法 注意点
メルカリNOW
(株式会社メルカリ)
オンライン上での査定終了後,
●専用アプリから集荷依頼
●1つにまとめて梱包しておく(最大10点まで可)
●アイテムをお金に変えた日から2週間以内に集荷を完了させる
●集荷依頼後は、ヤマト運輸が集荷を担当(自宅まで)
・ヤマト運輸以外,またはヤマト運輸への持ち込みは不可
・本人確認書類の提出が必要
・梱包材は自分で用意
・集荷依頼後は集荷完了となるまで新規の取引は不可
・最大サイズは(三辺合計)160まで
CASH
(株式会社バンク)
※《質屋アプリ》とも呼ばれている
オンライン上での査定終了後,
●専用アプリから集荷依頼
●1つにまとめて梱包しておく
●アイテムをお金に変えた日から2週間以内に集荷を完了させる
●集荷依頼後は、ヤマト運輸が集荷を担当(自宅まで)
・コンビニ発送や営業所持ち込みは不可
・本人確認書類の提出が必要
・梱包材は自分で用意
・最大サイズは(三辺合計)160まで
トリクル
(株式会社Spice)
《出品代行サービス》
不要なアイテムを自分で売る代わりに手渡す
⦿個数制限なし
⦿手数料あり(売上金額の30%を運営に支払い)
●取りに来て欲しい日時を決めて商品を手渡し
⦿トリクルの専属スタッフが集荷袋を持って訪問
・集荷予約がすぐに利用できる対象エリアは下記のみ
渋谷区・港区・目黒区・品川区・世田谷区・新宿区
・対象エリア外の場合は事前登録にて相談

 

メルカリNOWもCASHも専用アプリから出品手続きを行います。アプリ上で写真や品物の状態を入力し、運営の査定を待ちます。査定額が決定すると「お金に変える」かどうかを選べるようになります。即時買取の場合は、集荷による回収方法のみとなっており、どちらもヤマト運輸が担当しています。

これはメルカリの場合ですが、即時買取でない通常の「メルカリ便」として利用できるサービスには【らくらくメルカリ便】もあります。この場合は、送料割引・特典あり・宛名書き不要・集荷可能・匿名配送可能という特徴に加えて、営業所またはコンビニ(FamilyMart、セブンイレブン、サークルKサンクス)に持ち込み可能というメリットがあります。即時買取で無くても良い場合には、こちらも検討できますね。

では、トリクルはどうでしょうか?
トリクルの運営会社は株式会社Spiceです。トリクルは「専属スタッフが取りに来る」というユニークなサービスとなっています。サービス名もそのまま「取り来る」。なかなか面白いですよね。企業のコンセプトとしては「インターネットにとどまらないインターネットサービスを」となっており、インターネットサービスの新たな方法を提案している企業と言えるでしょう。
不要品と言えども大切な品物を預ける相手(企業)に直接取りに来てもらえるという点は、HARD-OFF(ハードオフ)や2nd STREET(セカンドストリート)などの出張買取とも似た側面があるかもしれません。

あなたなら、どの方法で不用品を処分したいですか?

自分に合った方法を利用してスッキリと断捨離!

今回は「即時買取」という新たなサービスに注目し、そこから発展させつつ、不用品の買取、および出品代行サービスを3つ比較してみました。家の中にあっても使わないもの。そのままにしておくよりは「必要としている誰か」にもらってもらう方が良いかもしれませんよね。

一度しか着ていない服や一度も履かなかった靴。誰でも思い当たるものが家のどこかに眠っているのではないでしょうか。

専用アプリやウェブサイト上で気軽に不用品を出品できるこれらのサービスは、新たな時代が生み出したあたらしいカタチのリサイクルと言えそうです。

今後さらにサービスが拡大していけば、発送方法もより便利になっていくことが予想されます。今後も注目していきたいサービスですね。

家の中の不用品にお悩みの方は、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか?

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